ハナタロウの手仕事日和

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洋裁CADでマグポーチを作る【印刷・図修正編】

今回は印刷の設定と図面の変更についてです。

 

印刷の設定

①『印刷』→『紙印刷』→『型紙配置図設定』をクリックします。

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②印刷対象を選択します。
 本当は印刷したいグループを選択するのですが、
 今回はグループを作っていないので『0』を選ぶとすべて選択されます。

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③印刷用紙の設定をします。
 
うちにはA4プリンターしかないので、紙のサイズをA4に変更します。
 ご使用のプリンターに合わせてください。

作った図が青枠内に収まるように、紙の枚数を変更します。
 右側の
青い枠が印刷用紙を表しています。
 なるべく少ない枚数になる方が良いですね。
 今回は横にしたA4用紙を縦に3枚つなげると入りそうです。

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⑤印刷の位置を変更します。
 Xの数字を大きくすると右に、
 Yの数字を大きくすると上に移動します。
 青い枠の中に図が収まるように移動します。

\出来ました!/

ということで早速印刷してみましょう!
『印刷』→『紙印刷』→『印刷実行』で印刷が出来ます。
3枚の紙が出てきました。
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これをのりしろ(点線)で張り合わせます。
サイズ感の確認のため、一回カットしてみましょう。
テープで組み立てるとこんな感じ。
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イメージ通りのサイズでできました!

しかし…
本当はファスナーを取り付ける予定ですが、
今の型紙ではファスナーを取り付ける隙間がありません。
こんな感じにしたいので、図面を修正します!

 

 

図の修正

①まずはファスナー幅分、横幅を縮めます。
 今回は10mm開けることにします。
 要素『数値』を追加して、曲線の長さ - 5mmとします。

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②変更したい線をクリックして開いたメニューから、『定義』を選択します。

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③定義の長さを先ほど①で作った要素に変更…したいのですが、 
 変更することが出来ません…。
 

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 変更できない理由は、要素の順番です。

 要素リストは上から順に計算されていくので、
 自分より後ろの要素を引用することが出来ないんですね。
 親が産まれていないのに、子供が産まれることは不可能だからです。

④要素リストから、①で作った計算式をクリックして、
 出てきたメニューから『順序変更』を選択します。

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⑤要素11の前に入れたいので、11と入力し、
 順序変更実行をクリックします。→順序が変わりました。

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⑥線の長さを変更することができました。

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 これで直線の長さが片側5mm、合わせて10mm短くなりました!

⑥下から60mmはファスナーをなしにしたいのですが、
 このままだと穴が開いた状態になるので、マチパーツを作ります。
 場所はどこでも大丈夫です。

 『要素点』で好きな位置に点を置き、
 『線』で横10mm,縦60mmの四角を書きます。

⑦オフセットで10mmオフセットさせます。

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⑧パーツが2つになったので、要素リストをグループ化します。

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 グループは、上の図のように『コメント』と『グループ』に
 挟まれた要素が一つのグループになります。

 要素『コメント』を作成し、
 『順序変更』でポーチ本体に関係のある要素の前に挿入します。

 要素『グループ』を選択し、先ほど挿入した『コメント』を選びます。

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 基準点はどこでもOKです。
 印刷番号を『1』に変更しておきます。

 同じように『コメント』マチを作成し、マチの要素の前に移動します。
 『グループ』も作成し、マチの印刷番号は『2』にします。

⑨もう一度『型紙配置図設定』を開きます。
 今度は、印刷番号『1』と『2』それぞれの位置を設定します。

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これで大体の形は出来ました!!!

これで思った通りのポーチが作れるのか、
実際に作ってみたいと思います。